2019.04.25

もしかしたら自分も当てはまる?増えている「見えないホームレス」


みなさん、こんにちは。

いえとしごと代表の市川です!

  

このサービスを利用される方は、住まいを持っていない、いわゆるホームレス状態の方です。
ホームレス状態の方は、路上で生活している方もいれば、友人の家に泊まっている方、ネットカフェやホテル暮らしの方…いろいろな方がいます。

自分は寝泊まりするところがあるし、ホームレス状態じゃないから大丈夫!って思っていませんか?
近年、様々な住環境の登場で、ホームレス状態の定義も変わってきています。

 

今回はホームレス状態に関して、そもそもどんな状況なのか、そうならないようにするにはどうしたらいいのかをご紹介したいと思います!

 

ホームレス状態ってなんだろう

国が定めた「ホームレスの自立の支援等に関する特別措置法」によると、
ホームレス状態の方とは

 

「都市公園、河川、道路、駅舎その他の施設を故なく起居の場所とし、日常生活を営んでいる者」のことを指します。

 

簡単に言ってしまうと、路上で生活している人のことを指しています。

 

この法律ができた頃は、河川敷に段ボールでつくられた家がずらーーーっと並んでいたり、 公園でも駅でも段ボールや新聞紙を敷いて寝ている人が今以上に多い時代でした。
そのため「ホームレス状態=路上で生活している方」となり、 支援団体や行政による炊き出しや夜回りを通じて、支援に繋がる流れが主流でした。

 

時代の流れに伴ってホームレス状態も変化

ところが近年、ホームレス状態のかたちが変化してきました。
「見えないホームレス」の登場です。

 

今までは仕事や住まいを失ってしまったら、初期費用や初任給までのまとまったお金がないので、路上で寝泊まりせざるを得なかったのですが、 ネットカフェやゲストハウス、24時間店舗など比較的安く寝泊まりできる場所ができてからは、その利用料が支払える方は路上からそのような施設に寝泊まりするようになりました。

 

日雇い派遣の仕事で何とか稼ぎながら、生活費や施設利用料を工面する生活に切り替わる方が増えたのです。

 

私もその状況だったら、ネットカフェを利用すると思います。
路上での生活は、誰かに攻撃されないかとか盗まれないかとか怖いですし、安心して寝ていられず、冬場は寒くて凍死する可能性もあります。
それだったら少しは安心して休める環境を利用しますよね。
1日だけではないです、この状況が抜け出すまでほぼ毎日続きますから。

 

しかしながら施設の中で生活するようになってしまったので、存在が見えづらくなってしまい、支援団体や行政に繋がる機会がなくなってしまいました。
そのため抜け出すきっかけに繋がれず、頼れる人にも出会えない人が多いのが現状です。

 

「やばいライン」を持つこと

自分がホームレス状態なのかどうかの線引きってなかなか難しいと思うのですが、 ひとつ言えるのは「明日その状況を抜けようと思った時に、すぐ抜け抜けだせるかどうか」で判断できます。

 

いわゆる「アドレスホッパー」という生き方もあるので、アパートを借りないのもいいと思います。
しかし、その生活を選んだのか、選べずに辿り着いてしまったのか、それは大きく異なります。
まとまったお金や、頼れる家族友人の存在、安定収入の仕事がある場合と、日雇い生活などのその日暮らし状態を一色くたにすると危険です。

 

ネットカフェなどの暮らしをしないとまずい方は、自力で抜け出すのはなかなか難しいので、どこかに頼りましょう。
まだ家はある、仕事はあるけど…って方も、その日暮らしにならないよう、ここから先は危険だなという「やばいライン」を自分の中で持っておくことをおすすめします。

 

おすすめのやばいラインは、下記4つを持っているかどうかです。

 

1.住民票が置ける住まい(現住所のない方を採用する企業は少ないです)
2.毎月収入のある仕事(日雇い派遣は毎日仕事あるわけではない)
3.頼れる家族友人(緊急連絡先や保証人)
4.まとまったお金(初期費用などを考え、貯金で20-30万円)

 

1つでも欠けている人は、自分が体調を崩したときや、何かあった時に、ホームレス状態になりやすいことを知っておきましょう。
結構当てはまる方が多いのではないでしょうか?

 

ホームレス状態はいつ、誰がなるかわからないものだということを今回理解してもらえたら嬉しいです。
もしもすでに困っている、困りそうな人はお近くの行政窓口か、いえとしごとにご相談ください!
一緒にどうしたらいいか考えましょう。

 

 

 

 

 

【出典】ホームレスの自立の支援等に関する特別措置法(2002年)
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